2008年12月22日
鍋島 祝い紋~!

お正月には、欠かせないものとして「屠蘇」があります。
一年の始まりに家族の無病息災と長寿を願う屠蘇儀式です。
我が家も仏様にお参りし、年賀の挨拶を交わし、お屠蘇を頂きます。
今日は、屠蘇器の祝い紋についてご紹介をします。
伊万里焼には、根引松という絵柄がございます。
鍋島藩窯時代、鍋島絵図を画いた人で佐賀藩士の
画師古川松根氏の画いたものである。

昔は年の初めには、その前年の最後に雷が飛んだ
方向から福の神が舞い上がり、松の木に宿るといわれた。
そこでお正月には各戸、門松をたてあるいは門柱に根を
立て福の御来迎を待ったのである。
そこでお正月に使う酒器には、根引松絵の燗瓶、盃が使われます。
又福の神を招くということで、お祝事にも、よく使われます。
この根引松の図案は、大川内山でしか使われない、文様です。