2009年01月22日
狗筥(いぬばこ)~!

昨日、ご紹介した「磁器ひいな祭り」のポスターに載っていました
狗筥(いぬばこ)について、少し~お話を~
●狗筥(いぬばこ)は、犬張子、お伽犬(おとぎいぬ)とも称され
顔は幼児に似せ、身体は伏せた犬の姿です。男犬、女犬を
1対とした人形で、幼児の無病息災を祈るため、その枕元に
置かれたり婚礼をはじめとする祝儀の際や出産のお守りとし
て用いられ、江戸時代には桃の節句の雛壇に飾られていま
した。前髪を水引で結び、胴には松竹梅や鶴亀などのおめで
たい文様を華麗な彩色を施し吉祥の願いを込めています。
●安産祈願・厄除けに
ご結婚のお祝いに差し上げ代々の家宝にされます。
●狗筥をつくるにあたって~とても苦労した所は、
生地の段階で~蓋のかみあわせが大変難しく
一つ一つ丁寧に手作業で作り上げていきます。
絵付けには、松竹梅のおめでたい文様が施してあり
上絵付には、鍋島の赤・緑・黄の三色を使い
金をたくさんにつかって豪華をだしてあります。
●先日まで~テレビ番組の「黒柳徹子の部屋」に
狗筥(大)を飾って頂いておりました。